レンタルオフィスとは
レンタルオフィスは、一般的な賃貸オフィスとは異なる新しいワークスペースです。ビジネスに関する様々な設備やサービスが充実・小さい部屋が借りられるので少人数に対応・人数の変化に柔軟に対応・ステータスが高く利便性の高い立地・コストが圧倒的に安い、など様々な魅力があります。
レンタルオフィスのメリット
レンタルオフィスには、一般的な賃貸オフィスと比べて様々なメリットがあります。
設備やサービスが充実している
何もない部屋を貸りるだけの一般的な賃貸オフィスとは異なり、レンタルオフィスにはビジネスに便利な設備やサービスがあらかじめ準備されています。オフィス家具・インターネット・受付(来客対応)・電話代行・コピーやプリンター等、現代のオフィス環境において必須の設備やサービスが揃っています。
バリエーションが豊富
一般的な賃貸オフィスと比べ、レンタルオフィスはバリエーションが豊富です。1人の小さな部屋もありSOHO・フリーランス・士業・ベンチャー・営業所等に最適です。2人用・3人用・4人用・5人用・・・というように色々な大きさの部屋があるので、大きすぎるスペースを借りて無駄な賃料を払う必要がありません。また、個室タイプのレンタルオフィスだけでなく、デスクを共有するシェアオフィスや、パーテーションで区切られたブースタイプのオフィス、バーチャルオフィスなど、最適なオフィスタイプを選ぶことができます。
ステータスが高い
一般的な賃貸オフィスと比較して、レンタルオフィスならステータスの高い立地にオフィスを構えることができます。ほとんどのレンタルオフィスが全国的に知名度が高いビジネス街にあります。ステータス性が高い住所を名刺やホームページなどに記載することで、会社やビジネスの信用性・信頼感をアップさせることができます。
インキュベーション
一般的な賃貸オフィスよりも、レンタルオフィスの方が入居者のビジネスに対して協力的です。個人事業主やベンチャー、士業者や地方の中小企業、日本に進出しようとする海外の小さな会社に対して理解があり、色々な相談にも柔軟に対応してくれます。起業の相談に乗ってくれたり、税理士や会計士を紹介してくれたり、レンタルオフィス会社自体が経営コンサルティングやベンチャー企業への投資を行なっている場合もあります。
コストが安い
なんといっても費用が安いことがレンタルオフィスの最大のメリットです。一般的な賃貸オフィスと比べてオフィスにかかるコストを削減できます。敷金や礼金が不要で、サービスや設備が揃っているので、初期費用とランニングコストの両方を大幅に節約できます。また、オフィス家具が備え付けなので、現状回復費用や次のオフィスへの引っ越し費用も抑えられます。
レンタルオフィスのタイプ
専用個室タイプのレンタルオフィス
専用の個室が使える最も標準的なレンタルオフィスです。「オフィス家具が備え付け」「インターネットが無料で使える」が標準的なサービスです。レンタルオフィスによって差があるのは「有人の受付サービスの有無」「会議室の有無」「コピー機やプリンターが共用で使える」などです。1名用のコンパクトな部屋から100名以上の大型オフィスまであり、ニーズに合わせて選ぶことができます。また会社の規模の変化に合わせて同じビルや系列のレンタルオフィスの中で部屋を変えることも比較的容易にできます。
シェアオフィス・コワーキングスペース
スペースを共用するタイプのレンタルオフィスです。
パーテーションで区切った「ブース」タイプと大きなテーブルを共用するタイプがあります。利用者同士のコミュニケーションを重視した「コワーキングスペース」という形態も増えています。
バーチャルオフィス
スペースを利用しないレンタルオフィスです。ワークスペース(部屋・デスク・会議室など)は借りずに住所と電話番号だけ借りられるサービスです。スペースを借りない分「レンタルオフィス」や「シェアオフィス」より大幅に費用が抑えられます。郵便物の受け取りや転送、電話代行など、サービスの内容は少しづつ違いがあります。重要なのは「法人登記が出来るか否か」で、この点は最初に確認する必要があるでしょう。
時間貸し
1時間ごとの料金を支払って利用できるレンタルオフィスです。最近はコーヒーショップなどでも電源やWi-fiを利用できるお店が増えてきましたが、パソコンや重要書類があるとトイレなどでちょっと席を外すことも難しかったり、周りの話し声が気になったり、混んでいると長時間占有するのが気が引けたりと、仕事に集中することが難しいものです。そんな時に便利なのが時間貸しタイプのレンタルオフィスです。専用の個室やブースが使えるオフィスと、大きなテーブルを共用するシェアタイプがあります。入会金や少額の月額料金など、時間ごとの料金の他にも費用が必要になるオフィスもあります。住所や固定電話を利用することはできないので、それらを利用したい場合は「バーチャルオフィス」などを利用することになります。